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【初めて買う人必見】失敗しないポータブル電源の選び方①用途・容量・メーカー・機種など❗️

今まで何度かやんわりとポータブル電源のご紹介をして来ましたが、いよいよキャンプシーズン到来と言う事で、この機会に本格的にポータブル電源購入をお考えの方々の参考になる様に、ご紹介させて頂きます。

まず最初に強くお伝えしたいのが、この後に出て来るポータブル電源の種類についてです。未だに三元系のポータブル電源を販売しているメーカーのHPを見ると、殆どライフサイクルの表示がありません。在庫分を売りたいのはわかりますが、はっきり言って酷いと思います。

ライフサイクルについてはこの後に詳しく記していますので、誤った商品を購入しない様に参考にして頂けますと幸いです。

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※私の愛用しているBLUETTI AC200MAX

 

まずポータブル電源内のバッテリーの種類をお教えします。

ちなみに鉛系のバッテリーもあると思いますが、現在の多くのポータブル電源は、リチウムイオン電池を使用しています。

そしてその種類は下の様に7種類もあります。この表はどんな順番で並んでいるかと言いますと、下に行くほど安全性が高くなります。

私が最初に購入した約2年前の頃は、このエコフローのリバープロと同様に、三元系リチウム電池が主流でした。

表の上から4番目です。以前からこの三元系電池はモバイルバッテリーによく使用されており

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この様に発火による事故のニュースを見た方もいるのではないでしょうか。

注意:現時点でエコフローのリバープロの発火による事故の報告はありません。

何故当時三元系が主流だったかと言いますと、リン酸鉄リチウムイオン電池のリンが高かったのと、その技術は中国が特許を持っていたからです。今はリンがかなりお安くなって来ましたから、色々なメーカーがLIFEPO 04(リン酸鉄リチウム)バッテリーを作り始め、全体的な価格が下がって来ました。

ですから、より安全なリン酸鉄リチウムイオン電池のポータブル電源の購入をお勧めします。

※但し、以前より色々なポッと出のメーカーが多くなったので、購入には注意が必要です。

そして、リン酸鉄リチウムイオン電池を使用したポータブル電源をお勧めする理由はもう一つあります。大容量になるとかなり高額になるポータブル電源ですが、同じリチウムイオン電池でもライフサイクルが大きく違います。一般的に三元系リチウムイオンバッテリーのライフサイクルは800〜1000回程度ですが、リン酸鉄リチウムイオン電池のライフサイクルは、今や3000回を超える製品がほとんどです。同じ金額で、3年程度しか使えないのと、10年以上使えるポータブル電源。皆さんはどちらを購入されますか⁉️

まずは各々のライフスタイルに合わせた購入後の使い方ですが、大別して言葉通りポータブル・・・持ち運びに重点を置くか、容量に重点を置くかで変わって来ます。

700Wh以下ならば6〜8kg程度ですから持ち運びに苦は無いかもしれませんが、当然スマホやW数の低い照明・パソコン程度しかつかえませんし、電力をすぐに消費してしまいます。

逆に1000Wh以上であれば、多くの電化製品に使用する事は出来ますが、15〜20kg程度の重さは覚悟しなければなりません。

注意:電力消費量ですが、主にリチウム電池のDC12Vを AC100に変換する過程で生じる変換ロスがあります。そもそも100Wの消費電力の電化製品でも、実際には20%程度多く消費する事になります。

あくまで実際に使用しての感触ですが、思いの他電力は減るのが早いと感じました。

ですので公共交通機関を使って徒歩キャンプ等で多く使用するのであれば700Wh以下のポータブル電源でもOKだと思いますが、それ以外の車を移動手段にしてのキャンプであったり、連泊する様なキャンプや車中泊ならば、間違い無く1500Wh以上のポータブル電源を購入される事をお勧め致します。

※万が一の災害時にもと言う事でしたら、私と同じ様に2000Wh以上の出力のポータブル電源一択です。

ただし、700Wh以下のバッテリーと言っても、この先使用方法が変わる可能性もありますので、比較的に小さなポータブル電源を購入する場合にも、拡張バッテリーの増設可のものが良いと思います。

BLUETTI AC60 403Wh+B80×2=2015Wh

電源の大体の出力が決まったら、次はどのメーカーのポータブル電源にするかです。

ちなみにポータブル電源のメーカーは、Anker(アンカー)、EcoFlow(エコフロー)、BLUETTI(ブルーティー)、Jackery(ジャクリ)などがあります。

その他にもいくつかメーカー(イー○ウやオール○ワーズなど)ありますが、私がお勧め出来るのは、この4メーカーです。それに、詳しく無い方は「安いから購入したらOEM製だった」などと言う事になりかねませんので、あまりお勧めはしません。

OEM製とは、元々の製造メーカーから販売の権利を購入して、瓜二つの商品に別の名前を付けて販売しています。乾電池などがそうですね。

万が一の故障の時、国内に修理工場が無かったら修理工場のある中国(が多い)に送らなければなりません。

又、以前のブログにも書きましたが、修理を断られる事もあります。

YouTubeの高橋ファイル(修理依頼)

長く使っていく事を考えるならば、やはり安心・安全で故障の少ないポータブル電源を購入したいですよね。

※名の知れないメーカーは、あっという間にそのメーカー自体が無くなっている事すらありますよ。

🔻BLUETTIのホームページはこちら

 

お勧めする具体的なメーカー及び機種は、②でご紹介しますので、それまでにどの様な使用方法、どの位の容量のポータブル電源にするのか、考えておいて下さいね。

その②へ